
弊会主催「超党派 わかもの政策討論会」を開催しました
2024年3月2日
去る2月28日、渋谷109 8階Creator Collaboration Spaceにて、わかもの政策研究会主催「超党派 わかもの政策討論会」を開催しました。
討論のテーマを「防衛費増額の是非」に設定し、講評者として、ピースボート共同代表の川崎哲様、東大先端研准教授の小泉悠様、亜細亜大学国際関係学部准教授の向 和歌奈様をお招きしました。
当日は開会後、参加者の自己紹介・グループ分けを行い、昼休憩時間までの時間を発表準備時間にあて、休憩後に発表、討論会を行いました。
討論会では各グループや講評者の先生方から様々な論点が提示されました。以下に簡単にご紹介いたします。
・防衛費増額には賛成だが、防衛装備品購入よりもむしろ、自衛官の俸給や隊舎の環境を整備する費用に充てるべき。
・防衛費増額分の財源をどうするか。国債か増税か。それぞれの影響は?
・まずは現在の防衛費の中身に無駄なところがないか精査するべき。
・防衛費増額による防衛力の強化が諸外国にどのようなメッセージを与えるのか。それはポジティブなものか、それともネガティブなものか。
・反撃能力の確保について、仮に中国が攻めてきたとした場合、どのくらいのダメージを与える想定なのか?中国に痛みを感じさせるには相当な攻撃が必要。トマホーク数百発
では到底足りない。
・「最低限度の実力」とは?
・防衛費増額による防衛力増強は、日本がどのような国家であるべきかという国家ビジョンを考えることにつながってくると考える。
各グループはどのように考えるか。
・今、円安によって、想定している防衛装備品購入が難しくなっている。円安の影響についてどう考えるか。
などなど、大変盛り上がり、今後の勉強に重要な論点が多く示されました。
時期を見て、異なるテーマでまた討論会を開催したいと思います。御登壇いただいた先生方、参加者の皆様、ありがとうございました!
